08/7/14
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エアコンを真空引き!真空ポンプ使い方マニュアル | ||||||
真空ポンプでエアパージ! エアパージ(air purge)とは、英語直訳で、空気を追放する意。 つまり、作業の目的であって具体的な作業内容を指す言葉ではありません。 作業の目的とは、エアコン冷媒(R410A)配管から、空気を追い出す事です。 なぜ、空気を追い出さなければいけないのか? エアコンの冷媒回路には、R410Aというガスとコンプレッサーオイル(内部充填済み)だけが循環するように、 工事施工することが必要で、配管内の空気(エアー)が混ざると、能力をフルに引き出すことが出来なくなるばかりか、 故障の元になります。 その為に、エアコン取り付け時に必要な大事な工程の一つになっています。 当ページでは、真空ポンプを使ったエアパージの使い方をわかりやすく説明していきます。 |
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真空ポンプの紹介 | ||||||
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DIYで真空ポンプでエアパージ♪ |
工程は、【真空引き】です。 下の写真に写っている機械が真空ポンプです。 耐圧ホースがつながっているメーターが真空ゲージです。 真空引きというのは、室外機の内部のガスを解放する前に、 配管内部の空気を抜き取る作業のエアパージの一つです。 他にも、内部のガスを使った、プシュー(^_^;)エアパージもあります。 今回は真空ポンプを使って真空引きを行います。 |
詳しい接続の仕方や動かし方は、エアコンに付属の施工説明書に書いてあると思います。 三菱のエアコンにはばっちり付属していました。 ホースの準備をします。 ホースは今回2本ありますが、1本の片側にサービスポート側の虫ピン押す突起 を確認します。 室外機サービスポートのカバーボルトをはずしておきます。液側ガス側両方。 突起があるホースをサービスポートに接続します。 各ホースを接続します。 各ポイントに付いてるバルブを開きます。 その後、ポンプを電源に繋ぎスイッチオン。 真空引き開始 スイッチ投入直後は、ポンプから白煙がでますが異常ではありません。 オイルミスト、ポンプの中に入ってる油です。 油回転ポンプの構造上、初期動作中には避けられません。 そして、真空ゲージの針がぐんぐん、真空側に下がって行くと思います。 |
ここで、一旦、5分程度、リーク(エアー漏れ)をチェックします。 真空引きを行って、真空ゲージの針がなくなるところ(-0.1程度)まで来たら、 まずは、真空ゲージの下の部分のねじ込み式のバルブを閉めます。 真空ポンプの電源はまだ切ってはいけません。 その後、真空ポンプの逆流防止バルブも閉じてから、真空ポンプを止めます。 ここで5分〜10分放置しながら、真空ゲージの針が戻っていかないか確認します。 真空ゲージの横のバルブは開けておいてくださいね。 (上の写真の状態で放置) この状態では、冷媒配管とつながっていますので、もし、配管のつなぎ目から空気が漏れている場合 配管の真空度が低下していきますから真空ゲージの針が戻って行きます。 この時、1年くらいで、ガスがなくなるようなリークの場合は かなり針の動きでわかる様です。 それ以上のスローリークの場合でも、放置する事によりチェックできると思いますが 配管にガスを解放した後にもつなぎ目に、石けん水を付けてチェックするテストもやった方が より完璧です。 |
さて、放置テストで問題なければ本格的に、真空引きを行います。 まずは、再度、真空ポンプを稼働させ、閉じたバルブを開けます。 今度はこの状態で、約15分放置します。 配管の真空度を高め、真空乾燥を行います。 この真空ポンプは、真空到達度38ミクロンです。 |
15分経過、真空引き〜完了。 15分程、真空引きを行ったら、再度、リークを確認するため 上記と同じ過程でリークチェックを行います。 真空ゲージの下の部分のねじ込み式のバルブを閉めます。 真空ポンプの電源はまだ切ってはいけません。 その後、真空ポンプの逆流防止バルブも閉じてから、真空ポンプを止めます。 ここで5分〜10分放置しながら、真空ゲージの針が戻っていかないか確認します。 |
室外機ガス解放手順 |
ここはしっかり読んでください。 手順を間違えると、ゲージが壊れたり、せっかく真空引きした冷媒回路にエアーが入ります。 このゲージは、真空ゲージでガス圧は計測できませんので、まずは、 写真の赤いバルブを閉じます。終わるときは、 真空ポンプを止める前に必ず全部のバルブを閉じます。 まだ、ホースははずしてはいけません。 真空ポンプの逆流防止バルブも必ず閉じてください。 バルブを閉じたら真空ポンプを停止させましょう。 閉じ忘れると、ポンプのオイルが逆流します。 次に、ホースをサービスバルブからはずす前に、室外機ガスを解放します。 ガスを解放する前に、ゲージのバルブがすべて閉じている事を もう一度、確認してください。 上側の高圧側のイモネジを、六角ドライバー使って回します。 最初は、徐々にゆっくり開けガスが流れる音が止まったら、完全に回し切って解放します。 下側のイモネジも回して開にします。 これで、冷媒配管に、冷媒が回りました。 カバーボルトは、しっかり締めて置きましょう。 馬鹿力で締めすぎないでくださいね。 |
ガスを解放したら、サービスバルブからホースをはずします。 このとき、サーボスバルブから、多少、ガスが出ますが、取り付け作業上の 想定の範囲内なので問題はありません。 ここが気になる場合は『コントロールバルブ』というバルブを付けると ガスが放出されるまえに、虫ピンを閉じる事ができるのでガスが出ません。 |
これで真空引き作業は終わりました。 ほとんどの場合、真空ゲージでのリークテストで十分問題ないですが、 つなぎ目に、せっけん水を付けてガス漏れを確認しましょう。 真空ゲージで確認して問題なければまず漏れて来ないと思います。 大丈夫か大丈夫でないのかを最終確認するのは、作業人の仕事であり責任です。 しっかり確認しておきましょう。 問題なければ、コーテープを巻いて仕上げをして、配管穴にエアコンパテを 付けて穴をふさぎます。 配管は下がり気味にして、勾配があればドレン水が滞ることなくベストです。 もっと詳しく知りたい!方にオススメの書籍の紹介。 1500円以上送料無料です。 |
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