09/1/14
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浴室の窓をDIYで2重窓に!
2重窓
樹脂製の窓を自分で取り付けてみました。
今回使った樹脂窓素材は、
ポリカーボネート素材のツインツインカーボです。
 状況
さむ〜い真冬のお風呂場。
在来工法の古めの家では、窓が大きく取ってあったりすると、窓からの冷気で、入浴中に寒〜い思いをすると思います。

 お風呂場じゃなく、他のお部屋でも真冬は窓に大量に結露が発生したり、
部屋の暖かい空気を窓で冷却されてしまって、窓のカーテンの隙間から冷気が流れてくる。
といった状況は良くあると思います。

マスターの地域は、静岡県東部地方の為、国内では比較的温暖な地域ですが、
逆に、建築の際に断熱をしっかりしない事態になりやすいため、
マスター宅は、真冬は部屋が寒くなりやすいと言った事になっております。
築年数が高いと言うのもありますけどね(汗

もちろん、しっかり家を建てて断熱材もしっかり入れて建築しているお家もあります。
けれど、2重窓まで入ってるお家は少ないんではないかと思います。
 素材選び
 今回は良い素材を見つける事が出来ました。
ネット検索しても使っている人が多かったのですが、
断熱高耐候性中空ポリカーボネートシート、ツインカーボAという
ポリカーボネートの2重構造になっている板です。

この板は、中空になっているので、断熱効果が期待出来ます。
透明な金属と言われているそうで、アクリルと比べて燃えにくく、塩ビのように焼却時に
有毒ガスの心配もない安全な素材なんです。

メーカーサイトを見ると、

まず、割れません。
同じ厚さのガラスの200倍、アクリルの約30倍の強さがあります。
ハンマーで叩いてもまず割れません。
人がぶつかったり、石などがあたっても、地震が起きても破損、飛散することがない。
と書いてあります。

これは、浴室窓に使うには大事な条件ですが合格ですね。

燃えにくい、軽い、過酷な温度条件に耐える。
成型、加工が自由自在。

といった利点が多く欠点がない良い素材です。

 材料の確認
 
■ツインカーボA 地元のホームセンターのジャンボエンチョーで、2980円のパネルです。 
TC-A001 両面耐候品 クリア 1820×910 厚み4.5ミリ アクリルサンデー株式会社

■樹脂レール 光モール社より、取り寄せ 直接購入可能でした。
ガラス戸レール 5上 1000mm 245円 5下 1000mm 137円 各6ミリ幅
送料がかかってしまいますが、地元ホームセンターでは取り扱っていない商品でしたし、実際取り付けると、専用にあつらえたように
しっくり合う樹脂のレールなんですね。 板が4.5ミリなので、6ミリのレールをチョイス。

■両面テープ
レールの接着に使います。 家にあったダイソーの両面テープ。

■取っ手
 工具の確認
■カッター
幅が広い普通のカッター、替え刃も用意。

■油性マーカーペン けがきに使います。

■メジャー ミリ単位まである物が良い

あると便利な工具
■電動丸のこ 又は 金のこ レールの切断に使う。
■金属定規 または、差し金。
 作業開始!
 
 窓枠のふかし枠というのかな、サッシの手前の木の部分に、樹脂枠を設置していきます。
 
窓枠の長さを計り上と下のレールの切断位置を決めます。
 
電動丸のこでカット。

切断面がすぱっと切れます。



刃は、一応、塩ビ用の丸のこ刃です。
 
レール裏面に、両面テープを貼っていきます。
細い幅だったので、2列にしました。
 

下レールつなぎ目



下レール



上レール

特に注意点はありませんが、浴室ですから、結露水や水がかかったりした場合にレールに水が溜まるので
両サイドなどはぴったりくっつけないで、数ミリ水抜き用に隙間を作りましょう。



横サイドは、下レールで代用。
横サイドがあった方が隙間風を防げます。

樹脂レールは、外アルミサッシの内側部分にぴったりつければ、曲がらずに設置出来ます。

ツインカーボの切断
 
窓枠の高さは、620mmでした。
パネルは、レールから脱着しますから、10mmの余裕をみて610mmの高さで切断。
ぴったりで窓枠と同じ高さにすると、ハメ殺しになっちゃいます。

高さが低すぎると、簡単にはずれたりします。



さて、ツインカーボにけがきを入れたら、
スチール定規をビニールテープで固定して、切断作業に入ります。



定規に押しつけながら、刃は垂直に。
最初は、中の力で線を引くようになぞって行きます。

刃のミゾが出来たら、体重をかけて押しつけながら、引いて切ります。



まっすぐ切れました(^_^)b



スパッと切れてますが、中央で体を向こう側とこっち側で入れ換えて
切ってます。
板にはのらない方がいいでしょう。



切断面を、平らなとこに置いても隙間がないようです。
 
保護シートが付いたままですが、レールにはめて見ました。

うおー、ぴったりです。左右にも普通に動かせました。
んー、良い感じだ。


 

2枚目をハメる前に、これを付けてみました。
窓の交差する部分からの冷気を防ぐすきまテープ。

これを付けると、ガタガタ言わなくなります。

切り売りで購入。




2枚目のツインカーボを入れたところです。
テープがわかりますか?



保護をシートを剥がしてみました。
あとは、取っ手を取り付ければ完成(^_^)b
 その効果とは!?
 まず、取り付けたその効果の実感ですが、当然あります。
2重窓を閉めた状態だと、窓からの冷気の降下が全然ありません。

この交換は、ツインカーボの窓を開ければ良くわかります。
外の窓を開けてないのに、ツインカーボ窓を開けると、冷気が吹き出してくるのです。

ツインカーボ自体も浴室の湯気で曇りますが、ガラス窓のように水滴になってどんどん垂れるということは
なく、曇ってるいるだけです。ツインカーボは、中空2重構造なのでかなりの断熱効果があるのです。

浴室があたたまるのが、すごく早くなったのを実感できます。
そして、寒くなりにくい(^_^)b

これは、オススメの2重窓ですよ(^_^)b
                     
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